朝晩は、まだ冷えますが、日中は、ぽかぽかで春の匂いがしてきましたね。
この春、友人の上の子が保育園に入園することになりました。
で、ヘタながらも手芸好きなヤコブに入園グッズの制作依頼がきました。
しかし、今後も子供の成長に伴いお裁縫が必須になるだろうし、全部人に任せるるよりは、自分で作ったほうが思い入れのあるものが出来てよいのでは?ということで、友人宅で一緒に制作することにしました。
目次
はじめての入園グッズ作り
友人の保育園では、入園グッズはサイズ指定、手作り指定がありました。
この『手作り』の難関をクリアするのが、ママさんたちの登竜門のようで、普段ハンドメイドをしない人は、家にミシンはないしお裁縫も学生以来です。って人が多いはずなのに、いきなりの『入園グッズ手作り指定』に皆さんゲンナリされているようです。
いまだに『手作り』指定があるなんてビックリですね。
しかし、この手作り指定には意味があるようで、
- 親の手作りの物を近くに置くことで、親の存在を感じさみしくないように。
- 物を大切にして、持ち物を自分で管理できるようにする練習
子供の成長の手助けになるのですね。
生地選びと材料用意
【作るもの】
- レッスンバッグ
- 絵本入れ
- お弁当袋
- コップ入れ
- 布団袋
近くの手芸店トーカイで生地を選びました。
初心者はバッグ、袋に適した生地を選びのがなかなか大変です。私も初めてだったので、店員さんに聞いたりして、
- キルティングとキャンバス生地の厚手の生地
- 内布用にシーチングの薄手の生地
- 持ち手テープ
- 巾着の紐コード
- お名前布タグ
- 接着芯・キルト芯
を用意しました。
ラッキーなことに、大量に生地を使うお布団袋は、知人のおさがりを使うようで制作不要でした。
お揃い感はなくなりまりますが、生地代も結構しますので良かったです。
完成♪
男の子なので、デニムキルトを基調にネイビー地のスターでカッコよくしました。
せっかく作ったのに、制作過程の写真を撮り忘れました。
ポイント!
- 内布の取り付けの必要はなかったのですが、内布があったほうが長くきれいに使えると思ったので付けました。
愛着がわくように子供の好きないろいろな乗り物の絵が入った生地にしたので、気に入ってもらえたようです。 - レッスンバッグと絵本袋の切り替え上のキャンバス地には、キルト芯を貼ったので、丈夫なバッグが出来ました。
- レッスンバッグの外ポケットには、お名前タグを内布の下地でワンポイントにしました。
そのほかは、タグが足りなかったので、私の手持ちの「うちのタマ知りませんか?」のタグを使用(笑)
トートバッグ(内布付き)の作り方
入園グッズの制作過程の写真を撮り忘れたのですが、せっかくなのでレッスンバッグと同じような内布付きのトートバッグの作り方を紹介します。
レッスンバッグの作り方は、表布・内布の袋をそれぞれ作り最後に外表に合わせて袋口に持ち手を挟みこみ縫い付ける。でしたが、
今回は、表布・内布を中表に合わせて縫い合わせ、返し口から返す方法を紹介します。
1.作りたいバッグのサイズを決める。
今回は、ipad mini 入れを作ることにしましたので、まず採寸します。
ipad miniを横にして入れるので、おおよそ横24㎝×縦21cm位のバッグを目標にします。
2.裁断
目標サイズに合わせて裁断します。
- 表地、裏地 各1枚 26㎝×44㎝
- 持ち手2本 各50㎝
表地はパネル保護のために、底にキルティング生地を使いました。
切り替えのボーダーニットの寸法が足りなかったので、キャンバスドットを継ぎ足しました。
3.持ち手を縫い付ける ~ 4.キルト芯を貼る
表地の切り替えを、持ち手を両方挟みながら縫い付けます。持ち手の間隔は7㎝とします。
強度をさらに上げるため、表地の裏に薄手のキルト芯を貼ります。
(普通のキルト芯しかなかったので、厚すぎたワタをカッターで取り除きました。)
キルト芯の上から、持ち手テープ表地に縫い付けます。この時、袋口2㎝手前で折り返します。
表に返すとこんな感じです。
黒布タグをつけました。
問題発生!
片方の持ち手が交差してしまっていることに気付く。。(泣)
やり直します。
5.内布にポケットを付ける
内側には、充電器などのアクセサリーを入れるポケットを付けます。
ポケットの入れ口を三折りで縫ってから、脇と底にロック処理してアイロンで縫い代を押さえます。
内布を半分に折り、出来上がりを想像して仮置きしてみて、丁度良い場所に左右対称に縫い付けます。
ポケットの袋口は、写真のように縫い始めと終わりを三角に縫い付けると強度が増します。
6.本体を中表に縫う
持ち手を中に折りたたみ入れ、表地と内布を中表に合わせます。
袋口を縫う
袋口を縫います。片側には返し口を残して縫います。
このとき、内布を少し引っ張り、表地より縫い代を多く取る。
サイドを縫う
表地と内布をそれぞれ中表にします。
切り替え部分もしっかりと合わせます。柄物は特に、ズレないように気を付けてください。
両サイドを縫います。
このとき、先ほどの袋口を縫う縫い代(※2)と同じで、内布の縫い代を多く取り、内布を少し小さく仕上げます。
7.表に返す
返し口から表に返します。
問題発生!
さんざん「ズレないように気を付けて!」って言っていたくせに、ズレてしました。。
やり直し。
今度は、柄物をキッチリ合わせて細かくマチ針で留めてから縫い付けたので、きれいに出来ました。
8.袋口をステッチ
返し口を折り込み、内布が表から見えないように袋口5mm位を一周縫う。
9.完成♪
裏
中はシンプルにしました。
ipad mini入れに丁度良いサイズになりました。
袋口はボタンなどで留めていないので、ipad miniが飛び出してこないように少し深めにしました。
まとめ
この時期になるとママたちの間で話題になる入園グッズを、始めて作ってみました。
最初は私がやっていたのですが、ミシンの使い方とバッグの構成が分かってくると、友人もどんどんできるようになりました。
とっても楽しかったので、また作りたいなぁ~。
園の指定サイズと、出来上がりは1~2㎝違っていたのですが、それほど気にせず作りました。
レッスンバッグより小さめのトートバッグを作りましたが、基本は同じですので、作りたいバッグに合わせてサイズ変更すれば、簡単に作れます。
この中表に縫い合わせる方法のほうが、仕上がりもきれいになりますし簡単ですね。
今回は、マチなしにしましたが、工程6でサイドを縫った後に好みのマチを作れます。
いかがだったでしょうか?
生地を選んで裁断するまでは面倒くさいですが、ポイントを押さえていれば縫うのは簡単に出来ますね。